ホルモン療法副作用

ホルモン療法剤による一般的な副作用

1
ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)
2
帯下(生殖器からの分泌物)の増加、
3
尿酸値の上昇
4
肝機能障害
5
体重増加
6
副作用として無月経になることがある

ホルモン療法は女性ホルモンの働きを抑えたり弱めたりしますので、副作用として無月経になることがあります。一定期間を終え、ホルモン療法剤を使用しなくなると月経は戻りますが、まれに無月経になったままになることもあります。肝機能障害が起こったときは、ホルモン療法を中止することがあります。肝臓は薬剤を分解する作用があり、ここに機能障害が起こると、せっかくの治療が無駄になるどころか、逆効果になることもあるからです。この場合は、ほかの薬剤に変更することもあります。ほてり、のぼせ、イライラ、肩こりをはじめ、さまざまな症状が現れる更年期障害がある場合は、その症状がいっそう強くなることがあります。一方、骨租しょう症の進行を遅らせ怒り、コレステロール値を下げたりする副次作用もあります。

タモキシフエンについて

タモキシフエンはとても安全な薬であることがわかっていますが、もちろん副作用が全く無いわけではなく、子宮体がんの増加の副作用などがあります。具体的には、タモキシフエンを5年間投与することで、子宮体がんの発生が4倍になる事が分かっています。しかしながら、子宮体がんの発生数自体が少ないので、その発生率は1%以下になり、子宮体がんの発生と乳がんの再発を考えると、タモキシフエンを服用するメリットのほうが大きいと考えられています。
その他の副作用としては、顔のほてりや膣からのおりものの増加、血栓症、抑うつ症状、まれに角膜混濁や白内障などがみられます。

アロマターゼ阻害剤について

ホルモンの働きを抑える薬として、アロマターゼ阻害剤があります。アロマターゼは、体の脂肪組織や副腎や卵巣に存在し、男性ホルモンをエストロゲンに変換する酵素です。主に閉経後の女性の場合、このアロマターゼの働きが重要になります。最近の研究では、乳がん組織内にもアロマターゼが存在することが分かっています。つまり、乳がんは自分自身でエストロゲンを作って、そのエストロゲンの力で増えてゆくことをしています。このアロマクーゼの働きを抑えて、これらの組織でエストロゲンが作られないように作用するのが、アロマターゼ阻害剤で、子宮体がんを起こす危険性はありません。

ホルモン療法剤

ホルモン療法には、タモキシフエンのほか、女性ホルモンの1つであるプロゲステロン製剤、女性ホルモンの分泌を抑制するLH-R調製剤、女性ホルモンの合成を抑制するアロマターゼ阻害剤などがあります。ホルモン療法を行うときは、その人がホルモン療法に適しているかどうかを見極めなければなりません。がん細胞がホルモンに対してる感受性があるかどうかは、特定のホルモンと結合するレセプターが(受容体)細胞にあるかどうかを調べると分かります。10人中6人にホルモンレセプターが見つかり、そのうち4人(75%)にホルモン療法が効果を発揮するとされています。

ホルモン感受性乳がん

女性ホルモンの影響を受けやすい乳がんを「ホルモン感受性乳がん」と呼びます。ホルモン療法は、乳がんを再発していない人や、ホルモン感受性がない人には使えないわけではありません。しかし、使うためにはいろいろな条件がありますから、それを確認して慎重に使い始めなければなりません。

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